
人は非常に自己中心的な生き物だ。
と同時に、何よりも人を大切にする生き物だ。
各国の風習、行政等による違いがあれども、過度の医療崩壊が生じることによって救えるはずだった一人ひとりの「人」の命が失われない様に、地球全体の人々が社会的、経済的に大きな「我慢」を積極的に、或いは強制的にここ1-2か月行ってきた。
「明日は自分かもしれない」と思えた「医療崩壊ギリギリの中での患者」を自分事として捉えることが出来たから、これだけ多くの人が、国が、動いたのであろう。
気候の変動によるインパクトが、低所得の外国人労働者が、食する魚・肉・野菜の持続可能性が、全て同じレベルで自分事として捉えることが出来れば、どれだけの行動が取れるのだろうかと想像すると、様々な課題が突き付けられる中で逆に希望に満ちてくる。
RIでは既に、「ESG Leader」、および「RI Careers Interview」と題したシリーズで、人に焦点を当てた記事をこの1年間で多く発信してきている。今回のコラムでは、そうしたシリーズとは別に、諸刃の剣となり得る「人」の課題と可能性に焦点を当てて、直近のサステナブル投資の動向を追ってみた。
つづきはこちら:https://www.responsible-investor.com/articles/arisa-kishigami-9
・ 誰の犠牲の上での(自粛)生活?
・ 化石燃料関連会社と取締役の独立性
・ 経営トップよるサステナブルな企業文化作りへの舵取りなるか
・ 資金的覚悟に結び付いた人選
・ CEOが還元できるものとその限界